はじめに:読むのに時間はかかったけれど、一番大事なことだけは残った
以前読んだ『サイコロジー・オブ・マネー』で「お金に対するマインド」を学んで以来、我が家ではニック・マジューリ氏の著書『Just Keep Buying』の教えに従って、愚直にコツコツと投資を実践してきました。
そして今回、「このまま買い続けた先、私たちはどこを目指せばいいのか?」という具体的なステップを知るために、同じ著者であるマジューリ氏の『ウェルスラダー』を手に取りました。
この本、最近ついゲームに夢中になってしまい、読み終えるのに随分と時間がかかってしまいました。
そのせいか、細かな数字やノウハウはすでに頭から抜け落ちつつあります。
ですが、時間をかけて細切れに読んだ分、今の私にとって「本当に必要なエッセンス」だけは強烈に心に残りました。
今回は、この本を読んで分かった我が家の「リアルな現在地」と、これから目指すべき「ちょうどいいゴール」、そして資産形成における等身大の気づきについて、「正直ベース」で記録しておこうと思います。
1. 富の6段階(ラダー)と、我が家のリアルな現在地
この本の中核となるのが、「富(純資産=資産から負債を引いたもの)」に応じて、経済的自由のレベルが6つの階段(ラダー)に分かれているという考え方です。
レベル1の資産目安が約150万円で、そこから階段を1つ上がるごとに資産額が約10倍になっていきます。
アメリカをベースに書かれた本ですが、日本の物価や生活感覚に当てはめても全く違和感のない内容でした。
本の中で紹介されていたレベルごとの「自由」の目安はこんな感じです。
- レベル2:食料品の自由(スーパーで値段を気にせず買える)
- レベル3:レストランの自由(外食で値段を見ずに好きなものを頼める)
- レベル4:旅行の自由(年に数回、好きな場所へ旅行に行ける)
さて、これを我が家に当てはめて計算してみたところ……私個人としては「下から2つ目(レベル2)」、家族全体で見ると「下から3つ目(レベル3)」という現在地であることが分かりました。
日々の生活で無理な我慢をしているわけでもない。
そんな自分たちの現在地が、数字と「自由の定義」で客観的に把握できたのは、とても大きな収穫でした。
2. 目指すゴールは「レベル4」。ドロドロとした悩み事はいらない
現在地が分かると、自然と「じゃあ次はどこを目指すのか?」が見えてきます。
本を読み進めると、レベル4以上になると資産は億の単位になり、レベル5に至っては「十億単位」の世界になっていきます。
各レベルに応じたリスクについても記載がありましたが、さらに上を目指すとなると事業の立ち上げなどが関わり、それに伴って強烈なストレスや訴訟リスクといった「ドロドロとした重い悩み事」が増えていく印象を受けました。
そこまで読んで、私はハッキリと思いました。
「私個人としては、そこまでの途方もないお金や苦労は必要ないな」と。
(配偶者はもっと増やしたいと思っているかもしれませんが……そこは要相談ですね 笑)
もちろんお金はあればあるほど安心かもしれませんが、私たちが欲しいのは「大富豪の称号」ではありません。
私はもともとインドア派なので、常に世界中を旅行したいわけでもありません。
日々の生活はつつましく暮らし、たまの旅行で少し贅沢をする。
結局のところ、この「日常と非日常のギャップ」が満足度につながると思うのです。
常に非日常のような贅沢な生活をしていたら、さらなる非日常を追い求めて際限がなくなってしまいます。
大金持ちの派手な生活や、事業によるドロドロとした悩みは必要なく、たまの贅沢を心から楽しめる「レベル4」が、私にとっては一番幸福度が高く、十分なゴールだと改めて気づきました。
3. 次の課題:レベルごとの行動と「副業」という現在地
目指すべき資産の規模感(レベル4)がなんとなく掴めたことで、今後はこれをさらに具体的に「いつまでに」「いくら」必要なのかを考えていくフェーズに入りました。
では、今のレベル3からレベル4へラダーを登るにはどうすればいいのか?
本の中には、各レベルで取り組むべき具体的なステップアップの方法が書かれています。
例えば、レベル2の段階では「キャリアを意識して、収入アップに結びつきやすい学習の機会を得るべき」、そしてレベル3では「自分に合った投資方法を学ぶこと」とありました。
投資に関しては、我が家はすでに『Just Keep Buying』を読んで実践しているので、ここはしっかりクリアできています。
ただ、資産レベルをさらに上げるためには、節約(マイナスを減らすこと)だけでなく、やはり「収入(プラス)を増やす」ことがどうしても重要になってきます。
正直、本業の収入を劇的に増やすのは簡単なことではないので、これは本当に頭の痛い現実です。
しかし、その具体的な手段として本の中で「副業をして収入を増やすこと」が挙げられていました。
それを読んだ時、「あ、これってまさに今、私がこのブログを書いていることそのものだ!」とハッとしました。
これまでの行動を振り返ると、無駄を削る行動や投資など、本に書かれていることと似たような行動を取れていました。
そして今こうして、新しい学習の機会としてブログという副業に取り組んでいる自分の行動は、レベル4の階段を登るための正しいルートにちゃんと乗っている。
そう気づけて、すごく背中を押された気分になりました。
4. 資産を守るためのお守り:「一番高くつくのはエゴ」
収入アップという厳しい課題に前向きになれた一方で、資産を守る(支出を抑える)ための大きな学びもありました。
本の中では「流動資産の0.01%を支出の目安にする」といった基準も紹介されていますが、私が一番ハッとさせられたのはこの言葉です。
人の所有物の中で最も高くつくものはエゴである (出典:『ウェルスラダー』ニック・マジューリ)
実はこれ、以前読んだ『サイコロジー・オブ・マネー』でも同様のことが触れられていました。
見栄を張って身の丈に合わないものを買ったり、他人と比べたりする「エゴ」が、一番資産を削り取るのです。
これから先、支出が厳しいな、もっと見栄えの良いものが欲しいなと思った時は、この言葉を何度でも思い出そうと強く心に誓いました。
まとめ:等身大のペースで階段を登っていく
『ウェルスラダー』は「自分たちが今どこにいて、どこへ向かえばいいのか」を明確にしてくれる、素晴らしい羅針盤になりました。
大金持ち(レベル5以上)を目指さなくてもいい。
見栄(エゴ)を張らず、日常と非日常のギャップを楽しむ「レベル4」を目指して、これからも家族のペースで資産の階段(ラダー)を登っていこうと思います。
📚 これからお金の勉強を始める方へ(おすすめの読む順番)
もし今回紹介した本を「まだどれも読んでいない」という方がいれば、私としては以下のステップで順番に読んでいくことを強くおすすめします!
【ステップ1】まずはマインドを整える
お金との向き合い方の根本を学べます。一番最初に読むべき名著です。
↓私が以前書いたレビュー記事はこちら
【ステップ2】具体的な行動(投資)を習慣化する
マインドが整ったら、次は「いつ、何を買えばいいのか」という行動を学びます。
【ステップ3】自分だけのゴールを設定する
投資が習慣化できたら、今回紹介した本で「じゃあどこまで増やすのか?」という現在地とゴールを確認します。
この記事が、お金の不安を少しでも減らし、自分にとって「ちょうどいいゴール」を見つけるきっかけとなれば幸いです。
