1. はじめに:9ヶ月越しに、あの“約束”の答えを出す
約9ヶ月前、私は「月1000円の節約」を目標に、節水シャワーヘッドを導入した。
果たして、その目標は達成できたのか?9ヶ月間のリアルな光熱費データを元に、その効果を正直に、そして徹底的に検証する。
▼ この記事から分かること
- 9ヶ月間のリアルな水道代・ガス代の増減額(全データ公開)
- なぜ「水道代」には明確な効果が出たのに、「ガス代」は分かりにくかったのか
- 長期使用して分かった、リアルな使用感と満足度
- 結論として、今、節水シャワーヘッドは本当に「買い」なのか?
2. 【結論】水道代には、明確な節約効果があった(ただし…)
まずは、結論となる9ヶ月間の全データを見てほしい。
データが示す通り、水道代については、月平均で847円、9ヶ月合計で7,619円という、明確で大きな節約効果が確認できた。
これだけで、シャワーヘッド本体の購入費用は、とっくに回収できてしまっている。
しかし、私が当初掲げた「月1000円」という目標には、あと一歩届かなかったのも、また事実だ。
そして、ガス代は月平均で111円の増加という結果になった。 これはいったい、どういうことだろうか?
3. 【分析】ガス代への効果は「副次的」と捉えるべき
正直に言うと、ガス代への経済的なメリットは、やや分かりにくいというのが現実だ。
なぜなら、請求金額には、シャワー以外の料理や床暖房での使用量、そして補助金の有無といった、多くの外部要因が影響するからだ。
しかし、ガスの「使用量(m³)」に目を向けると、違う景色が見えてくる。
表の通り、8ヶ月平均で見ると、ガスの使用量は前年比で約6%削減できている。 つまり、シャワーヘッドはガスの使用量削減に、きちんと貢献してくれていたのだ。
結論として、ガス代に関しては「請求金額への直接的な効果は分かりにくいが、使用量を減らすという副次的な効果は享受できている」と捉えるのが、最も誠実な評価だろう。
4. 長期使用レビュー:9ヶ月後のリアルな使用感
では、9ヶ月間、毎日使ってみての使用感を正直にレビューする。
結論から言うと、使用感に関する問題は一切発生していない。 故障や水漏れはもちろんなく、節水の要である水圧も、導入当初のまま快適に維持されている。
面白いのは、半年以上も経つと、以前のシャワーヘッドの水圧がどうだったかを、すっかり忘れてしまったことだ。
今ではこの水圧が我が家の「普通」になり、完全に生活に馴染んでいる。 この「慣れ」こそが、無理なく節約を継続できている、何よりの証拠かもしれない。
5. まとめ:それでも節水シャワーヘッドは「買い」なのか?
結論:間違いなく「買い」である。
目標の「月1000円」には届かなかったものの、月平均847円(年間約1万円)という節約効果は、データが示す通り、絶大で疑いようがない。
ガス代についても、使用量を確実に削減できるため、長期的に見れば家計にプラスに働くはずだ。
何より、一度交換してしまえば、あとは何も意識することなく、自動的に節約が続いていく「仕組み」が手に入る。
具体的な製品選びに迷っている方は、私が実際に商品を選んだ際の思考プロセスをまとめた、こちらの記事も参考にしてみてほしい。
この記事が、あなたの「最初の一歩」を踏み出すきっかけになれば幸いだ。
月々の固定費を少しでも下げる。こうした地道な積み重ねが、資産形成の土台となります。
我が家の節約術の全体像は、こちらの記事にまとめています。