はじめに
愛用しているPCデスクは、IKEAのゲーミングデスク「UTESPELARE(ウーテスペラレ)」。
「幅160cm」という広大な作業スペースに加え、このサイズで2万円台という圧倒的なコスパに惹かれて購入しました。 機能面では非常に優秀なデスクです。
ただ、このデスクには構造上の悩みがありました。 それは、「デスクトップPC本体の置き場所」です。
ウーテスペラレは構造上、足が天板の四隅ではなく、少し内側に入り込んでいます。
さらに背面には補強バーがあるため、足元の広いスペースにPC本体を収納しづらいのです。
「じゃあ、足の外側に置けばいいじゃん」 そう思って置いてみたのですが、そこは「液体の崖っぷち」でした。
今回は、そんな特殊なデスク事情を解決するために導入した、U-POWERの「昇降式PCワゴン」を紹介します。
✅ この記事でわかること
- IKEAウーテスペラレなどの「足が内側にあるデスク」でのPC配置術
- なぜ「メタルラック」ではなく「天板付きワゴン」が必要なのか
- 冬場の床暖房からPCを守る「床置き回避」の重要性
なぜ「デスクの上」や「床」じゃダメなのか?
このワゴンに行き着くまでに、いくつかの配置を試しましたが、どれもしっくりきませんでした。
1. デスクの上に置く →「うるさい・邪魔」
最初は幅160cmの広さを活かしてデスク上に置いていました。
しかし、私のPCはピカピカ光るタイプではないので、積極的に視界に入れる必要がありません。
むしろ、耳元で鳴るファンの音が気になったり、単純に圧迫感があったりと、デメリットの方が大きかったため却下しました。
2. 床に直置きする →「熱とホコリの恐怖」
次に考えたのが「床置き」ですが、これも即却下。
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ホコリ問題: 床は一番ホコリが溜まる場所。PCが掃除機のようにホコリを吸ってしまう。
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熱問題: これが一番の理由ですが、我が家は床暖房を使っています。冬場、PCを下から熱し続けるのは「寿命を縮めてくれ」と言っているようなものです。
というわけで、「デスクの足元(横)」かつ「床から浮かせた状態」を作る必要がありました。
「メタルラック」を選ばなかった決定的な理由
「PCを床から浮かす」だけなら、Amazonで安く売っているメタルラック(網棚)でも良さそうですよね?
私も最初はそう思っていましたが、私のデスク環境では致命的な欠点がありました。
それは、「飲み物をこぼした時の防御力」です。
私のデスク(ウーテスペラレ)は、足の位置が内側にあるため、PCを横に置くと、PCの約1/2が「デスク天板の張り出し(オーバーハング)」の下に潜り込む形になります。
もし、この状態でデスクの端に置いたコーヒーをこぼしたらどうなるか? 網棚のメタルラックだと、液体がそのまま貫通して、下のPCに直撃します。
だからこそ、「頑丈な天板(屋根)」がついているラックが絶対条件でした。
U-POWER「昇降式デスクワゴン」を選んだ理由
そこで選んだのが、U-POWERの昇降式L字デスク(X-1-WG)です。 決め手になったポイントは3つあります。
1. 天板が「鉄壁のガード」になる
このラックにはしっかりとした木目調の天板があります。
これをデスクの張り出しの下に潜り込ませることで、万が一デスクから液体が垂れてきても、この天板が受け止めてくれます。
「PC用の雨宿り屋根」として機能してくれるわけです。
2. 「5cm刻みの昇降」でデッドスペースを活用
このラックは高さが60cm〜80cmの間で調整できます(5cm刻み)。
私の運用方法は、デスクの高さを拡張するのではなく、「デスク天板の下にギリギリ収まる高さ」に調整して、潜り込ませること。
デスクの段差はできますが、あえて「デスクの下」に収納することで、部屋の圧迫感を減らし、コンパクトに収めることができました。
15cmほどあるデスクの張り出し下のデッドスペースを有効活用できています。
3. 「コの字型」デザインがメンテナンスに最強
4本脚のラックと違い、片側がフルオープンになっている「コの字型」です。 これがPCゲーマーにはたまりません。
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掃除がラク: キャスター付きなので、掃除機をかける時はデスク下からコロコロと引き出すだけ。
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メンテが楽: ラックに載せたままサイドパネルを開けられるので、パーツ交換や掃除のたびにPCを持ち上げる必要がありません。
実際に1年使ってみた感想
想像以上に「静音化」できた
PCをデスク上から「足元の天板の下」に移動させたことで、物理的な遮蔽物ができ、ファンの音がかなり静かになりました。
作業に集中したい時、この配置はベストだと感じます。
スチールフレームが地味に便利
柱がスチール製なので、マグネット式の電源タップがバチッと貼り付きます。
PC周りの配線をラックだけで完結させられるので、掃除の時にケーブルが床を引きずることもありません。
耐久性も問題なし
1年間使用していますが、ガタつきや破損は全くありません。
木目調のデザインもPCケースや周囲の雰囲気に馴染んでいます。
まとめ:IKEAデスクユーザーの最適解
IKEAのウーテスペラレのように「足が内側にあるデスク」を使っている方にとって、このラックは救世主です。
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液体や落下物からPCを守る「屋根」が欲しい
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床暖房の熱からPCを逃がしたい
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デスクの張り出し下のデッドスペースを活かしたい
これらに当てはまるなら、ただの台ではなく、この「機能性ワゴン」を選ぶ価値は十分にあります。
大切なPCを長く使うための「保険」として、ぜひ導入してみてください。
補足:デスク本体(UTESPELARE)について
ちなみに、この記事に登場したIKEAのデスク「UTESPELARE」も非常におすすめですが、購入場所には注意が必要です。
Amazonなどでも販売されていますが、転売価格で倍近い値段(4万円前後)になっていることがあります。
定価(2万円台)で購入したい方は、IKEAの公式サイトか店舗での購入を強くおすすめします。