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なぜ私は、年間18,600円と“貴重な土日”をドブに捨てていたのか?QBハウスが教えてくれた合理的な思考法

1. はじめに:あなたが「なんとなく」続けている、その習慣は大丈夫か?

 

私は最近、長年通っていた近所の床屋をやめ、QBハウスに変えた。

結論から言うと、カット1回あたりのコストは4,500円から1,400円に、時間は1時間から15分に短縮された。

これは単なる節約の話ではない。

「自分にとって、本当に価値のあるものは何か?」を問い直し、長年の惰性から抜け出すことで、人生の貴重なリソースを取り戻した、という思考の記録である。

 

▼ この記事から分かること

 

  • なぜ人は「現状維持」という不合理な選択をしてしまうのか
  • QBハウスと従来の床屋の、具体的なコストと時間の比較
  • お金以上に価値のある「土日の自由時間」を取り戻す方法
  • 「こだわらないこと」を見極めることが、最強の節約術である理由

 

2. “年間”で失っていた、衝撃的なリソース

まずは、具体的な数字を見てほしい。私はこれまで、2ヶ月に1回のペースで散髪をしていた。

従来の床屋 QBハウス 削減できたリソース
1回あたりの料金 約4,500円 1,400円 -3,100円
1回あたりの時間 約60分 約15分 -45分
年間のコスト 27,000円 8,400円 -18,600円
年間の時間 6時間 1.5時間 -4.5時間

 

これだけでも、年間で18,600円のお金と、4.5時間もの時間を節約できる計算だ。

しかし、本当の価値は、この数字の裏に隠されている。

 

【本質】「土日の時間」という、最も貴重な資産を取り戻す

 

従来の床屋では、「予約」という行為が必須だった。

これにより、貴重な土日の午前中などが、強制的に「散髪」というタスクで固定されてしまっていた。

一方、QBハウスは予約不要だ。

私は今、「会社帰りの15分」という、いわばスキマ時間で散髪を完了させている。(QBハウスはシャンプーがないため、帰宅後すぐシャワーを浴びる会社員にとっては、むしろ合理的だ)

その結果、これまで散髪に奪われていた土日のまとまった時間が、完全に解放されたのだ。

この価値は、金額以上に大きい。

 

3. なぜ、これまで変えなかったのか? - 思考停止という名の“失敗”

 

仕上がりに不満があったわけではない。ただ、冷静に考えれば、高すぎた。

ではなぜ、変えられなかったのか。理由は3つある。

  • 惰性: 「昔から行っているから」という、思考停止。
  • 変化への抵抗: 新しい店を探し、入るという、ほんの少しの面倒くささ。
  • 品質への不安: 「安かろう悪かろう」ではないかという、根拠のない思い込み。

これらは全て、現状維持がもたらす損失から目を背けさせる、心地よい言い訳に過ぎなかった。

これが、私の“失敗”の正体だ。

 

4. 最強の節約術:「こだわらないこと」をリスト化する

 

今回の経験で得た最大の学びは、これだ。

「自分がこだわりを持っていない領域に、過剰な金と時間をかけてはいけない」

私にとって、髪型は「清潔感があればOK」という程度の、優先度の低いものだった。

にもかかわらず、惰性で高いコストを払い続けていたのだ。

これは、髪型に限った話ではない。

服、食事、住居…。あなたにとっての「QBハウス」、つまり、もっとコストを下げても満足度が変わらない領域は、必ず存在するはずだ。

 

5. まとめ:あなたの「床屋」は、どこにある?

 

年間18,600円の余剰資金は、NISAの積立額を増やすことができる。

そして、それ以上に価値があるのが、平日のスキマ時間活用によって解放された、まとまった土日の自由時間だ。

重要なのは、QBハウスが良い、悪いという話ではない。

あなたの生活の中に潜む「なんとなく続けている、高コストで時間を奪う習慣」=「あなたの床屋」を見つけ出し、一度立ち止まって、その合理性を問い直すことだ。

その習慣を、もっと低コストで、平日のスキマ時間に処理できる代替手段はないだろうか?

その問いこそが、あなたのお金と、そして最も貴重な「自由な時間」を、取り戻すための第一歩となるはずだ。

今回のような「こだわらないこと」を見極める思考法は、以下のまとめ記事で紹介している合理的な節約術の一つです。

まとめ記事をチェック

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